手根管症候群
手が痛くて病院にいったら『手根管症候群』と言われた。けど、薬、注射してみたが特に変化を感じない。日々の痛み、しびれを感じている。最近力も入りづらくて物をよく落とすようになってしまった。そういったお悩みが悪化する前に、まずはi-care鍼灸整骨院グループにご相談ください。
手根管症候群とは?
手関節の掌側で横手根靭帯と手根骨に囲まれたトンネルを手根管といいます。
手根管症候群は、手根管部のトンネルにおける炎症、骨折、奇形、腫瘤などのために、手根管が狭くなり、手根管内を通る正中神経が圧迫されて発症する絞扼性神経障害の一種です。
手根管を形成する所の筋肉が使い過ぎによって硬くなったり、血行不良によって起こることもあります。
手根管症候群はどう起こるの?
手根管症候群は正中神経が手関節の屈筋支帯の下で圧迫や絞扼を受けることによって発生します。
この原因は、使いすぎ、肥満、妊娠などのほかに、糖尿病、甲状腺機能低下症、痛風、それに関節リウマチなどの全身疾患も関与していると言われています。近年では、長期血液透析に伴う患者が多数発生している報告もでています。と言うことは、様々な要因によって起こるので幅広くお悩みを抱えてくる層がご来院されます。
その他の原因では、内分泌因子の関与~女性及び妊娠中、閉経後に発生することからガングリオンなどの占拠性病変、キーンベック病、橈骨遠位端骨折後の変形治癒など。
また、40歳~60歳代の女性、腎透析患者、手作業をする労働者に多く見られます。
※長期間の人工透析患者~アミロイドが腱鞘に沈着し起こります。
どんなお悩みなのか?
お悩みとしては、母指から薬指(環指)1/2にかけての手指掌側の感覚異常、痛み、シビレ
(手掌『母指球領域』の感覚は正常)
・手指の使いすぎは悪化や時に焼けるような痛み。シビレや痛みは、夜間・明け方に強く、手を振ることで軽減する。
・母指球筋の筋力低下・萎縮がみられる。
・巧緻運動障害(細かな動作がしにくい)
母指球筋(短母指屈筋浅頭、短母指外転筋、母指対立筋)、虫様筋(橈側半)のマヒによるため
・猿手変形 母指と示指が同一平面にある(母指対立筋と短母趾外転筋のマヒによるため)
■病院の対応で多いもの
保存療法:・手関節部の安静(3ヶ月)・固定装具・内服薬
観血療法:・横手根靭帯を切離、手根管を開放する
病院での対象症例
①保存療法で改善しない症例②母指球筋の萎縮が著名な重症例➂腫瘍などの占拠性病変症例 が対象
手根管症候群の施術法とは?
手根管に関与する硬くなった肘から始まる筋群の柔軟性をつけ、手根骨(アーチ)の位置異常を矯正することにより神経の通り道をつくるので絞扼を少なくし、お悩みの解消へと導きます。常にいい状態を保持してもらいたいので、テーピング固定やバンドもありますので、徹底的に痛みをとっていきます。
■予後
妊娠や出産時期に発症するものは、ほとんどの例で当院の施術で解消します。
保存療法では軽快せず手術が必要となった場合でも、一般に予後は良好である。母指球筋の萎縮が著名な例では、腱移行による対立再建術を要する場合がある。透析例では、術後数年で再発の可能性もあると言われています。
たくさんの手根管症候群でのお悩みの方が来られお悩みを解消しています。もし、お身体にお悩みがある場合はお早めにご相談ください。